会計とは?

企業での会計

  帳簿をつける(記録する)ことによって、会社がどのくらい儲かっているのかを把握するための
 仕組み。
  個人が収入と支出を記載する家計簿(単式簿記)で事足りますが、企業会計では、複式簿記の手法
 を用いる。
  
 ◆単式簿記
  家賃10万の支出といったように1回の取引に1つの項目(単式)を使用して帳簿に記録する方法

 ◆複式簿記
  お金の増減と残高だけではなく、収支がどのように発生したかという原因も帳簿に記録できるよう、
  1つの取引に対し2つの側面から事実を捉え、記録する方法

  単式簿記では、現金の増加を1行で区別できない。一方複式簿記は現金が売り上げによって増えたのか
 借入によって増えたのかを区別できる。

  このように取引を2面的に分解することを「仕訳」という。仕訳は発生した取引を「借方」と「貸方」の
 2つに分け、勘定科目によって取引を分類する。
  

 仕訳

  借方          |貸方
 ──────────┼──────────
  現金 100円     |売上 100円       100円の商品を現金で売った。
   機械 10万円    |現金預金 10万円     工場で使う10万円の機械を購入。 
  現金預金 100万円  |短期借入金 100万円   金融機関から100万円借り入れした。
  現金預金 300万円  |資本金 300万円     株式を発行し、株主から300万円が振り込まれた  
   現金預金 10万円  |売上高 10万円           仕入れ原価、8万円の商品を
  売上原価 8万円    |商品   8万円      10万円で現金販売した

  大まかに支払ったら右、受け取ったら左!
 

 資本と純資産

  複式簿記の5要素は、資産、負債、資本、収益、費用。
  
   資本=資産-負債
  
  らしいけど、資本のことを「純資産」と呼ぶようになってきたらしい。

   資本≒純資産=資産-負債
  
  という感覚でOKです。
  資産 → 将来的に会社に収益をもたらすことが期待される経済的価値のこと
  負債 → 法人が将来的に他の経済主体に対して引き渡す義務のこと
  資本 → 会社を設立して事業を始める場合などの元手?
  収益 → ある会計期間において、資本取引以外の会社の活動によって得られた、資産の増加のことをいう。
  費用 → 収益から利益を引くことで算出。会社の利益を出すための生産活動に消費される金銭のこと
  利益 → 収益から費用を差し引いたもの。