ERPとは何か?

ERPとは?

Enterprise Resource Planningの略で企業資産計画という意味です。
会社の基幹となる業務で必要な情報を一元管理し、計画的で効率の良い経営を目指す考え方です。

マスターの一元化
 システムを作る際には、そのシステムに必要な情報をマスターとして登録し、
 その業務に必要なプロセスを対象にシステム開発を行っています。
 これは各システムに同じようなマスターが存在することになり、各部門間で同期を取り
 ながら運用をしています。
 ERPではこれらのシステム間で共通したマスターを一元管理しているため、1つのマ
 スターを更新するだけで済むので運用がしやすくなっています。


バラバラに管理されている状態にマスタ
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ERPシステムにより最適化された状態のマスタ
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ERPのメリットデメリット

ERPのメリット
・2重に行っている作業が少なるなる
・帳票間の数字が一致する
・運用管理が楽になる

ERPのデメリット
・全体像を描くのに時間がかかる
・運用後の変更対応に時間がかかる

SAPの種類

◆ECCとS/4 HANA
 SAP社の最初の製品が財務会計システムのRFです。これをベースにERPの
 R/2 ⇒ R/3 ⇒ ECC ⇒ SoH ⇒ S/4 HANAと進化してきた。
 ECCはオンプレが中心だが、S/4 HANAはクラウドにも対応している。

◆会社規模に合わせた製品
 ECCやS/4 HANAは主にに大企業向けだが、中小企業向けの製品も存在する。
 ・SAP Business One(B1)
  →ECCが持っている機能を減らしてシンプルにしたもの

 ・SAP Business ByDesign
  →オンデマンドで利用するSaaS

◆ERP以外の製品
 SuccessFactors
  人材管理ソフト
 
 Fieldglass
  労務管理

 Fiori
  モバイルなど利用する画面作成ソフト

 Ariba
  調達管理ソフト

 Concur
  経費生産管理ソフト

 Hybris
  オムニチャネルソフト
 
 SAP Match Insights
  サッカー分析ソフト